石清水八幡宮といえば
「仁和寺にある法師」
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)、
あるいは石清水ですか。
義務教育を受けてきた方ならご存知のはず。
徒然草の「仁和寺にある法師」というお話を
中学の国語の授業で学習したはず。覚えてます?w
学校でも習うくらいメジャーな神社です!
行ったことがない人が多いのは
京都市内ではないから、というところも大きいでしょうか。
前回の飛行神社は実は寄り道で、
今回の石清水八幡宮が大本命なのです、ええ。
歴史も由緒もある神社を堪能してまいりました。
今回のラインナップは、こちら・・・
◆石清水八幡宮へのアクセス
◆石清水八幡宮グルメといえば!
「やわた走井餅本舗」で最中をいただく
◆石清水八幡宮へのお参りは
「登る」べきか「乗る」べきか、それが問題
◆1150年の歴史は伊達じゃない!
「鬼門封じ」と「信長塀」
石清水八幡宮へのアクセス
石清水八幡宮へは前回の飛行神社同様、
京阪でのお参りがおすすめです。
//// 大阪から電車でのアクセス ////
大阪駅
↓
↓JR環状線
↓新快速 天王寺行(7分)
↓
京橋駅(京阪線に乗換)
↓
↓京阪本線
↓特急 出町柳行(14分)
↓
枚方駅(準急に乗換)
↓
↓京阪本線
↓準急 出町柳行(13分)
↓
石清水八幡宮駅
//// 京都から電車でのアクセス ////
京都駅
↓
↓京都市営地下鉄烏丸線
↓各停 新田辺行(17分)
↓
桃山御陵前駅(京阪線に乗換)
:
伏見桃山駅
↓
↓京阪本線
↓各停 樟葉行(11分)
↓
石清水八幡宮駅
石清水八幡宮
伊勢神宮、賀茂二社と並ぶ三社の一つであり、八幡の総本社である宇佐八幡宮、箱崎八幡宮に並ぶ日本三大八幡でもある。円融天皇の行幸(天皇によるお参り)以来、行幸は240回以上。伊勢神宮に並ぶに相応しい由緒ある神社。八幡さんなので八幡神をお祀りしているが、比咩大神(ひめおおかみ)もお祀りしている。
うーん、昔読んだ本というか、
古典では玉依姫やったと思うんですが
宗像三女神をお祀りしてるんですね。どこで変わったんやろ。
石清水八幡宮グルメといえば!
「やわた走井餅本舗」で最中をいただく
駅を出るとすぐに鳥居が見えます。
その道中はちょっとした商店街のようになっています。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/7E4D970A-0B5B-48B9-8CCA-CF4B8EF2F3A6-1024x768.jpeg)
スーパー、喫茶店、定食屋さん。
昭和な雰囲気でいっぱいです。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/493D746A-7A93-4402-8032-1F684BFF2713-1024x768.jpeg)
鳥居の手前すぐ近くに
やわた走井餅さんがありました。
老舗感、バシバシ伝わってきます。
やわた走井餅(はしりいもち)
江戸時代中期の明和元年(1764年)に大津で創業。創業255年ということですね。大津は宿場町であったため、安藤広重の「東海道五十三次」にも描かれている。名物は店名にもなっている走井餅。こしあんを羽二重餅で包んだもの。
![54.jpg](http://www.21j.jp/fu53/image/54.jpg)
ちょいと画像が悪いですが、東海道五十三次の大津宿の絵です。
このお店が走井餅のお店なんですね・・・
伊達に老舗してらっしゃらない。
店内でお餅をいただこうと思ったのですが、生憎満席。
食べ歩きし易いものをと思って買ったのが
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/1D720EF1-6CAB-4306-A4D5-E4B9AD446040-1024x769.jpeg)
「鳩もなか」です!目がカワイイ!
鳩を正面からかたどろうと思ったところに拍手!!w
もなかに包まれた粒あんを感じながらいただきました。
変わらぬ味、そんな感じでしたね。
本当はお参りの後に寄るべきですよね、神さま、ごめんなさい。w
花より団子とは、正にこのこと。
ごちそうさまでした。
やわた走井餅本舗
京都府八幡市八幡19
Mapはこちら
石清水八幡宮へのお参りは
「登る」べきか「乗る」べきか、それが問題
すいません、ちゃんとお参りしますよ!
やわた走井餅さんから徒歩20秒、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/BC413591-D104-43DE-A773-387122577311-1024x768.jpeg)
石清水八幡宮へ到着です!まだ一ノ鳥居です。
鳥居をくぐって奥へ進みます。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/BE043F11-211C-4506-89AA-F2E61798A9CD-1024x768.jpeg)
こちらは頓宮(とんぐう)という建物。
頓宮というのは仮宮、仮の皇居ですな。
天皇は行幸(みゆき)といって、数十人の従者を連れて
おみこしに乗ってド派手にお参りをするのです。
その際にここで寝泊まりするわけですな。
じゃあ本殿はどこにあるのかというと、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/D6E1CBE0-49B3-423C-ABA4-50740EDBF447-1024x768.jpeg)
やっぱり山の頂上!
しかも徒歩40分、だと・・・?
何とか楽して登れないものか。
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登れるんです!男山ケーブルで5分!!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/CDD6D837-9034-45E2-B6F2-8349B8748EBC-1024x768.jpeg)
ケーブルカー、新しくなったばっかりらしいです。
あかねに乗ってお参りしましょう。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/437CBD45-F28D-4AA0-B0D7-B22563C461CF-1024x768.jpeg)
ぐいぐい上がっていきます。
遠くに京都の街が見えます。ん?大阪か?w
5分後、無事に到着!かと思いきや、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/BD9BCF10-14E6-4AA0-AE03-0ADF33522225-1024x768.jpeg)
最後は少し徒歩で登らんといかんようです。
でもこちらも5分ほど。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/A17AAB1D-0CAE-4176-A348-76CBFD370EF4-1024x768.jpeg)
ようやっと到着です。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/23C13CDB-A420-4092-AD34-68C7AC50E01B-1024x768.jpeg)
本殿は平成の大改修中でした。
令和になっちゃったのにね。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/5F9BF3F7-3406-428A-A15E-912052376F74-1024x768.jpeg)
木鼻は着色までされていて豪華!!
![石清水八幡宮](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/10/石清水八幡宮-1024x768.jpeg)
八幡づくりにはやっぱり朱色が似合います。
幕やら何やらはあんまり張ってないですけど、
工事ももうすぐ終わるんかな?
1150年の歴史は伊達じゃない!
「鬼門封じ」と「信長塀」
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/4A161380-BAC3-4FA7-BF3C-F27DE02214C7-1024x768.jpeg)
境内を歩いていると、鬼門封じがありました。
鬼門というのは丑と寅の間、艮(うしとら)の方角、
現代の言い方に改めると北東の方角ですね。
昔は艮から鬼や妖怪が出入りする方角とされてきました。
だから鬼には牛の角と虎のパンツをはいているんですなw
建物をつくる際、鬼門に角が向いてしまうことがあります。
そこで缺け(かけ)を作って角そのものをなくしてしまえば
鬼門もなくなるやん!というもの。
同じような缺けは京都御所にもありますな。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/075BAA87-7503-4E54-87E9-169C20CCB4C5-1024x768.jpeg)
信長塀なんてものもありました。
防火研究とは、やっぱり信長はリアリストですね。
信長は比叡山延暦寺焼き討ちがあまりにも有名ですが信長が仏教を嫌っていたという印象はありません。おこがましいですが、karateがもし信長なら、延暦寺だけやのうて何個か焼いていたかもしれません。w
当時のお坊さんたちは政治に介入したり武力を持ったり、お金持ちになったり女に溺れたりと目も当てられない状態。信長の再三の降伏勧告も本気にせず、お金で解決しようとする始末。
そらー、信長もkarateも怒ります。w
そもそも最近、「信長は焼き討ちを行なっていないのではないか」という説も出てきています。掘っても掘っても燃えた痕跡や殺された人たちの骨も出てこないんですって。お寺を焼いて、僧も女も誰も彼も殺して回ったと聞いていたのですが、この信長塀といい、信長はそんな魔王みたいなイメージって、昔からイマイチ持てないんですよね。信長は賢い方ですし、お寺には皇族や貴族のご子息がいらっしゃることもあったはず。焼いてしまったら彼らも死んでしまいます。それはマズイ。
そもそもお寺の焼き討ちを行なった武将は他にもたくさんいるんです!信長ばっかり責められてかわいそう!
有名どころですと、武田信玄や長宗我部元親ですか。それだけお寺は武将からしても脅威だったということでしょうな。
さて、帰りの道すがら、お百度石を見つけました。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/D58084F4-8025-4272-9DC4-3E49CB99AAB0-1024x768.jpeg)
遠くにちんまり見えるのが、本殿です。
ちょっと遠くないですか?
うーん、石清水八幡宮のお百度は、なかなか骨が折れますなw
帰りは徒歩で下山も考えたのですが、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/08/4765B941-F3E4-4060-9B2D-3DBBB8F7CC44-1024x768.jpeg)
行きとは違うケーブル来てるやんか!
ということで、下山もケーブルにお世話になりましたとさ。
秋には紅葉も綺麗に色づきそうです。
山の上やし、少し早めに色づくかも。
晩秋の行楽に、いかがかしら。
石清水八幡宮
京都府八幡市八幡30
Mapはこちら
http://www.iwashimizu.or.jp/top.php
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