お久しぶりの「伏見稲荷大社」
大学生の頃は年に数回、
外国から来た友人を案内していました。
働き出してからは年に1回くらいに減りましたねえ
それでも毎年行ってますから、結構なファンやと思います。
伏見稲荷大社
全国に約3万社。五穀豊穣の神さまとして宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を主祭神として祀る。のちに商売繁盛や家内安全などのご利益も。本宮祭の前夜に行なわれる宵宮祭は、神さまが伏見稲荷へ帰ってこられる折に、提灯に明かりを灯して道を照らし、お迎えするもの。楼門から千本鳥居まで朱い提灯で彩られ、幻想的な明かりが広がる。
お稲荷さんは全国津々浦々にあります。
お寺の敷地内にあることも多いですよね。
五穀豊穣を願い、感謝するということは
全ての日本人に共通するものだったせいも
あるんでしょうな。
さて、今回は伏見稲荷大社のお祭りに行ってきました。
ほんとは本宮祭が本番なんですが、
どう考えても前夜の宵宮祭の方が見応えがあります!!
霊的な明かりの世界へご案内。
今回のラインナップは、こちら・・・
◆伏見稲荷大社へは「おけいはん」で!
◆宵宮祭への参戦は何時が頃合?
◆狛狐さん、何を咥えたはるのん?
◆提灯に照らされた「千本鳥居」
◆朱が魅せる霊的な世界へ
◆伏見稲荷大社へは「おけいはん」で!
伏見稲荷大社へのアクセスは2種類あります。
①JR奈良線「稲荷駅」下車→徒歩1分
②京阪本線「伏見稲荷駅」下車→徒歩5分
ぼく個人としては、伏見稲荷駅から歩いてほしい!
歩きたくない人は稲荷駅で良いのですが、
駅を出て20mくらいで着いてしまうのです。
いや、便利やけど何かちゃうやないですか。w
駅から参道を歩いて、食べ歩きしたり景色を楽しんだり、
そういうのも含めてお参りやと思うんです!
だからkarateはおけいはん推しです!!
絶対伏見稲荷駅から歩いた方が良い!!!
と、いうわけで今回も伏見稲荷駅から歩いて参ります。
改札を出ると早速お店があります。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/B7289949-A02F-4867-BEA1-E573747414CC-1024x768.jpeg)
おしゃれ!
でもいなり寿司屋さん!w
駅構内にいなり寿司屋さんを出してくるとは
かなり強気ですな。良うござんす。
まだオープンして2年くらいのいなり寿司専門店。
『伏見稲荷 千本いなり』
/// menu ///
わさびいなり/干瓢・金ごまいなり 各120円
椎茸・干瓢いなり/蓮根と青山椒いなり/
鮭おぼろ・生姜いなり 各150円
牛肉時雨煮いなり 250円
季節のいなり 280円
自他ともに認めるキツネ顔のkarate
お揚げと聞いてじっとしていられません。
わさびいなりと蓮根と青山椒いなりを注文。
・・・うまい。
うまいという記憶はあるが、写真がない。
どうやら我を忘れてむしゃぶりついていたようだ。w
お写真はまたの機会にしておきましょう。
すいませんw
宵宮祭への参戦は何時が頃合?
提灯に明かりがついても辺りが明るければ
せっかくの美しさも目減りしてしまいます。
かといって遅すぎると白熱灯の明かりに邪魔されてしまいます。
宵宮祭のゴールデンタイムはズバリ!
19:00!!
今年はにわか雨の予報でしたが、
晴れ男・karateのおかげもあってか雨の匂いは全くナシ!
19時くらいだと、これくらいの明るさ。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/BF01A6C5-617B-4D4E-BF44-C9E45125F087-1024x768.jpeg)
ちょうど良いですな。
手前の鳥居の提灯はついてませんが、
楼門はちゃんとついてますので、ご心配なく。
ここを右に曲がると表参道に出ますので、
表からお参りしたい方はそちらへどうぞ。
屋台を楽しみたい方は真っ直ぐ進みましょう!
karateも真っ直ぐ参ります!!
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それにしてもエライ人です。
最近ほんと外国人の方が増えました。
キツネのお面が売っていました。
500円くらいかな?と思いきや、
1,500円~2,000円。
それは高いんでない?w
職人が作ってるんやろか・・・
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/B3852771-28AB-41F2-848B-CC141129F8ED-1024x768.jpeg)
少し進んでいくと、楼門が見えてきました。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/A8834353-9E56-44CB-8BBE-A82DAED3A2DD-1024x768.jpeg)
エキゾチック・ジャパァァン・・・!
何回来ても最初に見る楼門は感動するなあ。キレイやわあ。
鳥居をくぐって、参道の方へ。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/643FF84E-8364-4DAD-AC8F-654117B4FBBC-1024x768.jpeg)
朱い明かりって、妖しい雰囲気出してますよね。
神さまをお迎えする明かりですもんね。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/733EEE88-FBCC-4523-98FA-76676CF7E050-1024x768.jpeg)
楼門の正面に来ました。
立派なもんです!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/36F8CE01-C6C7-4C43-BF48-452CEC98B775-1024x768.jpeg)
少し下がって楼門を見てみました。
こっち側が表参道なんですよね。
表参道の右手には広場があるのですが、
今年も盆踊りやるんかな?
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/CD96BE92-0D4D-4831-9F61-60ED6D2EBDB2-1024x768.jpeg)
盆踊り前に和太鼓演奏の奉納がありました。
外国の女性の方が演奏しています!
こういうのは日本人よりもむしろ
外国の方の方が好きなんかもしれませんね。
彼女たちの背後には櫓が組まれていました。
たぶん、この後に盆踊りが始まるんやと思います。
でも盆にはいささか早いような・・・w
狛狐さん、何を咥えたはるのん?
さて、楼門へ戻ってきました。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/A9A0192A-D1A5-4874-9703-25AE465FD013-1024x768.jpeg)
手前に狛狐さんがいらっしゃいますね。
この狛狐さんは玉を咥えたはりますな。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/D48CD422-33AE-475C-8071-4149263861CF-1024x768.jpeg)
こっちのは不思議な形の何かを咥えたはる。
狛狐さんのアイテムは全部で4種類。
①稲穂(五穀豊穣)
②巻物(知恵)
③玉(稲荷神の霊徳)
④鍵(稲荷神の霊徳を身に着けようという願望)
④の鍵の意味するといころが、ようわからんですな。
ちなみに写真の狛狐さんがくわえているのが
その鍵なんですよね。
鍵、ということであれば稲荷神を守るためかな?
仏教では鍵はあんまりないけど、
鉤(かぎ)ならあるんよな。関係あるんかな。
鉤ってのは鉤爪の鉤ですな。
ほんでね、karateは素朴な疑問を抱くわけです。
これのどこが鍵なん?w
サンジの眉毛にしか見えない。w
しかしながら、どこかで見たことのあるような
ないような気もするのです。学生時代に・・・
実家に帰ったときに、書庫と化している自分の部屋で
鍵について書かれた資料を漁ってみました。
・・・いやいや、さすがに鍵専門の資料を持っているほど
karateもオタクではありませんw
正確には厨子(ずし)についての資料内で見つけました。
厨子というのは、言うなれば仏壇ですな。
玉虫厨子(たまむしのずし)って聞いたことあります?
教科書にも載ってたはず。
玉虫の羽を装飾に使っていた、法隆寺にあるお宝です。
厨子の中は大切な位牌や像を納めていることもあるため
普段は鍵をかけています。その鍵に注目したわけです。
狛狐さんがくわえている鍵に近い形をしていたのが、
海老錠(えびじょう)の鍵でした。
![和錠](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/b1c9a42c2e26a625556b1a0a60963a4a_l.jpg)
これは和錠に近い錠前で海老錠とは少し違うんですが
海老錠も同じく閂(かんぬき)型の錠前です。
もっと装飾性が高いものですね。
形状・構造については習志野市のHPに載っています。
気になる方は以下からどうぞ。
習志野市HP「海老錠と鍵ー奈良・平安時代のセキュリティー」
提灯に照らされた「千本鳥居」
朱が魅せる霊的な世界へ
とまれかくまれ、鍵についての謎は解けました。
間違ってたらすいません。w
スッキリしたところで、楼門をくぐってまいりましょう!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/FE11E8F1-BF94-47E9-9B93-21847860138B-1024x768.jpeg)
立派な扁額です。
木鼻と扁額フェティッシュのkarateから見ても
美しい部類です。
(ちなみにkarateは厳島神社の大鳥居の扁額が一番好きですw)
楼門から表参道を振り返ると、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/C3D4204D-3F18-4565-9F10-C6E59236441F-1024x768.jpeg)
皆、赤く染まってる!
そしてすさまじい人!!
あまりじっともしていられないので、
お参りを済ませましょう。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/0ADFAADA-5D89-441C-AE54-5FFFEAB3C58A-1024x768.jpeg)
楼門にあったのと同じくらい立派な提灯。
お参りをすませたら、いよいよ千本鳥居へ向かいます!
外拝殿を正面にして左手へ逸れていくと
また大きな鳥居があります。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/44EB6502-BE6F-451E-86B9-1D57E8144AEB-1024x768.jpeg)
海外の旅行会社の旗をいくつも見かけました。
宵宮祭を目掛けてツアーを組んでいるんでしょうな。
奥の階段を進んでいくと・・・
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/086BD7EF-4A9C-4FD1-96A5-3C5D490DD982-1024x768.jpeg)
千本鳥居の入り口です!
写真を撮る人で大渋滞!!
ちなみにこの鳥居、130万円を納めると奉納できます。
なかなか個人では難しい額ですね・・・
さて中を覗くと、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/D20715A0-A815-4EE7-9E50-EE868BCD20A1-1024x768.jpeg)
エキゾチック・ジャパァァン!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/7B80B69B-A397-4B74-B8B5-A965A82C431D-1024x768.jpeg)
ジャパァァン!・・・ジャパァァン!・・・ジャパァァン!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/A7FF8781-94B5-49F7-B98A-23C366B73F13-1024x768.jpeg)
ジャパァァン!言うてる間に、
奥社奉拝所へやってきました。
ここではキツネ顔の絵馬が売られています。
他にも人気なのが、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/928A8BB7-F090-43B3-8A76-C026BD90DCB2-1024x768.jpeg)
このおもかる石です。
願い事を思い浮かべながら丸い石を持ち上げます。
軽く感じたなら、その願いは叶い、
重く感じたなら、叶う見込みは薄いというもの。
昼間は行列ができているのですが、
この日はあんまりでした。
皆、鳥居に夢中なんですね。w
奥社奉拝所をぐるっと1周すると
奥にはこんな場所が。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/1A51C689-D703-4558-995E-C85E7D0B92CC-1024x768.jpeg)
小さな鳥居がたくさん!
霊感は全くないkarateですが
何か感じたような気がしました。
奥が暗いせいもあるんかな・・・
ほんとはこの奥にもまだまだ見所はあるのですが
夜の登山はキケンですし、
この日は着物で来ていたので、断念しました。
千本鳥居を戻ります!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/3446D3D4-1D32-4854-B95B-0A02D8AA16E8-1024x768.jpeg)
ジャパァァン!・・・ジャパァァン!・・・ジャパァァン!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/9391DB21-7A8B-4A82-A37C-27F2605712AB-1024x768.jpeg)
ジャパァァン!・・・ジャパァァン!・・・ジャパァァン!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/07/6E0EF364-F0F7-4A9E-B444-75B127BC3227-1024x768.jpeg)
はい、戻ってきました。
楼門の裏側ですね。
鳥居を行って帰ってしている間に
とっぷり日が暮れてしまいました。
お稲荷さんの総本社とだけあって、
半端やなかったですね。
異世界に迷い込んだような気がしました。
お稲荷さんといえば、キツネ。
キツネといえば、油揚げ。
油揚げはキツネの好物とされていますが、
たぶん、いや絶対そんなことはないです。w
もともと油揚げは豆腐を揚げたものではなくて
ネズミを揚げたものでした。w
人間が食べるわけやないですから、安心してくださいw
キツネはネズミを食べてくれる動物でしたから、
五穀豊穣の神の遣いとして崇められたんですね。
そのキツネさまに感謝すべく、ネズミの油揚げを
巣穴の近くに供えたそうです。
神仏習合の世になったとき、無益な殺生を禁じる仏教の影響で
油揚げの中身も変わったんだとか。
でも野生のキツネって、見たことないなあ
タヌキはあるけれども。
雑食とはいえ、人の住む近くでは
なかなか生きていけないんでしょうかね。
むむ
なんかしんみりしてしもた。
キツネに思いを馳せてもまだ20:00。
karateは伏見にあるBarにしゃれ込むことにしましたとさ。
伏見稲荷大社
京都市伏見区深草薮之内町68番地
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