金印に魅せられて
志賀島ですっかり金印に心を奪われたkarate、
ホンモノ見たさに福岡へ舞い戻ってきました。
「君が代」のルーツも金印も九州やし、
もしかしたら邪馬台国も九州やったんかも。
そう思うと九州は日本の中心やったんやなあと
ひしひしと思うわけです。
今回はホンモノの金印の展示されている
福岡市博物館へ行ってまいりました。
ラインナップは、こちら・・・
◆広大な敷地に贅沢な造り!
「福岡市博物館」楽しめるアプローチ
◆いよいよ金印とご対面!
「漢委奴国王」やっぱり漢だけデカい
◆愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
広大な敷地に贅沢な造り!
「福岡市博物館」楽しめるアプローチ
さて、福岡市博物館は
2021年3月31日まで工事のため休館していました。
翌日の4月1日より再開館を予定しています。
じゃあなぜkarateが
福岡市博物館の記事を書けるのかって?
ふふふ…それは1年ちょっと前に訪れてから
書くタイミングを逸していたからです!w
と、いうわけでやってきました!
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/E63460FB-DD7E-4A7C-B333-CEB53F86591C-1024x768.jpeg)
福岡市博物館です!!
シーサイドももちエリアのど真ん中にあります。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/CE7FB3FF-7BA8-484B-B276-5F8EFEC4839A-1024x768.jpeg)
なんだか贅沢な造りですね。
もとはアジア太平洋博覧会の会場だったようで
閉会後は博物館として活用されたそう。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/0C04799E-3461-489B-8CFA-5D4FC79B852D-1024x768.jpeg)
入り口前には銅像が。
「考える人」で有名な彫刻家、ロダン。
その弟子であるブールデルの作品。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/B51C18A7-03B4-4FAE-8A95-2F314C9E4621-768x1024.jpeg)
ロビーも贅沢!
外から見えた円柱状の建物は
ロビーのためだけに設えられたんか。
博覧会時代もここが玄関やったとしたら
展示はせーへんかったやろうなあ。贅沢。
利用料は一般が200円、高校生以上が150円、
中学生以下は無料!素敵!!
今、中学生に戻ったら毎日入り浸るやろうなあ。
でもkarateも中学時代はまだそんなに
金印にハマってなかったなあ。w
館内は小学生くらいの親子連れが多く
karateのようなおじさんはいませんでした。
でも受付のおばさまは優しく色々教えてくれました。
おじさんでも、ウェルカムですよ!w
いよいよ金印とご対面!
「漢委奴国王」やっぱり漢だけデカい
展示室のどのあたりに
金印は展示されてるんかなーと
胸をときめかせていると、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/64399FB7-2F7C-42C4-8513-A334D32079E4-1024x768.jpeg)
最初からクライマックスだぜ!!www
個人的には中盤~終盤に欲しかったなあw
展示室が暗かったせいか
少しピントがボケてしまいました・・・
下に、ハンコ部分の面が鏡に映って見えます!
ギリギリ「漢委奴国王」の文字が確認できました。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/3AFC74B2-5765-4738-B653-8CD2160E27E3-1024x768.jpeg)
こちらはレプリカ。
実際に手に取ることができます。
やっぱり「漢」の字、デカいな。
漢からの贈り物やで!!!って感じ。ww
それにしても、やっぱり小さい。
でも小さいのは当然なんです。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/020023AA-364D-4814-8F5A-2E341F894D94-1024x768.jpeg)
こちら、封泥印を体験できるコーナー。
手紙に封をする際に、泥に印を押すわけですな。
まさに封印というわけで。
いまいちピンとこない人もいるかもですね。
東洋だけではなく、封印は西洋でも用いられていました。
映画で見たことないですか?
溶かした蝋(ろう)に印を押して手紙をとじるところ。
アレと同じですね。
かくして本物の金印を見たkarateですが、
展示はまだまだ続きます。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/4C33BD2F-E053-49AA-8797-6A96A84238B6-1024x768.jpeg)
博多の文化や風俗についての展示です。
中でも、
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/4C3C2472-C00A-4DAC-A9E3-8EEDA27974A4-1024x768.jpeg)
山笠の展示はすごかったな。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2021/01/12D94DD1-FA4A-4D15-AAFA-32F9057C30A9-1024x768.jpeg)
昔の山笠、ヤバくないですか?w
盛り過ぎとちゃいます?ww
櫛田神社にも山笠は展示されていて、
![櫛田神社](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/04/IMG_2629-768x1024.jpg)
巨大な山笠を目前に見ることができます!
元祭り男として、これは見逃せません。
休みさえ合えば毎年でも行くのになあ・・・
福岡市博物館
福岡県福岡市早良区百道浜3丁目1−1
Mapはこちら
櫛田神社
福岡県福岡市博多区上川端町1−41
Mapはこちら
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
それにしても、金印は色々といわくのある遺物でして、発表者の自作自演説もあるんですよね。こういう論争って、学会や出版物で大きく取り上げられるようなものなのですが、平成30年になんと!福岡市博物館みずから学者たちを招き、
「真贋論争公開討論」を行なったのです!めっちゃおもろいやんか!!もし偽物ってなったら、困るのは福岡市博物館やのに、思い切ったなあ。その気構えが素敵やなあ、一気に好きになってまうわあ。
こういうことをしてくれるから、普段歴史に関心のない人たちの耳にも入るし、耳に入れば関心を持つきっかけになるかもしれませんよね。歴史ファンまではならずとも、文化財に少しでも関心が生まれたら、見に行ってみようかなという気にもなってくれるでしょうな。
karateは2020年だけでも博物館や美術館で落としたお金は、概算して4万円ほどでした。年齢を重ねるにつれ、金額は順調に増加しています。w
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」といいます。人ひとりの、それまでの人生の経験値なんてたかが知れています。でも、歴史は膨大です。一体、何千億人分のデータが蓄積されてきていることか。無限とも言える時間が歴史に眠っています。歴史を知ることは教養を磨くことでもあるのですが、歴史から学ぶという行為自体が、他者から成功の公約数を抽出する訓練のように思えるのです。
こんなに偉そうに歴史好き振っているkarateですが、高校生の頃までは古文も歴史もキライでした。数学と古文のせいで、高1から高2になる折に留年しかけたくらいですからw
古文に目覚めたのは、高校2年生のとき。世間では「リメイク」や「カバー」、「リバイバル」というものが流行し始めた頃でした。同じものを新しい技術で加工する、ということです。それを見たときに思いました。
「こいつら、芥川龍之介みたいなことしてるな」と。
同じものなのに、皆それを買うのです。なぜ買うのかを考えたとき、当時を懐かしんで買う「リアル世代」と、現代にはない感覚に出会いたい「温故知新世代」がいることに気づきました。振り返ってみるとkarate自身も2002年の島谷ひとみがカバーした曲、『亜麻色の乙女』を聞いたとき、まさか1968年の曲だなんて思いもしなかったのです。温故知新には大きなビジネスチャンスがあると感じました。まだ17歳でしたがw
それからはむさぼるように古典文学を読み漁りました。センター試験の過去問を解いたとき、そのほとんどに「これ、読んだことあるわ」と感じるくらいには。センター試験本番も、本文を読まずに解いて、満点でした。だって読んだことあるんですもの。それから歴史にハマっていくのに、そう時間はかかりませんでした。古文と歴史は密接に関わっていますから。
大人になってから勉強するのって、どんな時ですか?
海外転勤になったから。仕事で必要な資格を取るため。単純に興味が湧いたから。
でも勉強って、楽しいものではありませんよね。楽しい部分もある、というだけで。色んなところで苦痛は伴うと思うんですよ。仕事しながら勉強するって負担ですし、プライベートの時間を取られるわけですし、大人になってからって覚えが悪いですしw
でも苦痛を緩和することはできます。それには
「夢見る力」が必要です。固く言い換えれば、将来を見通す力、10年後の自分を想像する力、といったところでしょうか。
しかもこの力は、体力を無尽蔵に生み出すという魔法のジェネレーターでもあるのです。
karateは勉強が大嫌いでした。でも大学受験を経て、勉強が大好きになりました。
これだけ聞くと、よくあるHow to本みたいでイヤなんですよね。karateが勉強するようになったのは、そんな美しいものではありません。
もう少し正直に申し上げると、勉強することはkarateにとって快感なのです。楽しくて仕方ないのです。気持ちいいから、勉強するのですww
それは歴史に触れるたび、自分の夢が広がるからです。夢を見るのって、楽しくないですか?
2021年の大河ドラマは、渋沢栄一が主人公ですね。藍玉を作る農家から、約500社もの企業を設立するに至った傑物です。個人的には戦国武将よりも、ずっと渋沢の方が好きです。だからすごく楽しみなのです。彼の歴史に触れると、また新しいkarateの夢に出会えるから。
あなたの夢は、なんですか。
どんな自分に、なりたいですか。
どんな自分が、カッコイイですか。
10年後の自分は、何をしていますか。
それなくして人生の岐路で、気持ちよく選択することはできないと思います。きっと、選ぶときにためらってしまうんじゃないでしょうか。
それなくして人生を全力で、走り抜けることはできないと思います。きっと何かあったときに引き返せるように、控えめに走ってしまうんじゃないでしょうか。
karateだって出会うなら、カッコイイあなたに出会いたいです。お互い、ダサい生き方だけはしたくないですね。
ぼくも頑張っています、いつも夢を見ながら。
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