鳥取って砂丘以外に何がある?「わらべ館」でまさかのモンテッソーリ教育!?

ロードバイク
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馴染みのお店ができて

すっかり「ゆきち屋」
準レギュラー(自称)になりました。
常連さんにも可愛がってもらえて、karateは幸せです!
各府県に馴染みの店ができてきて、
着実におじさんの階段を上っていますww
※ゆきち屋については、以下からどうぞ。

友人の結婚式=大冒険!?京都→広島まで日本海沿いロードバイク+キャンプ旅③

朝方までお酒を飲み、2時間睡眠で
翌朝ちゃんと観光に出かけるあたり、
karateは観光客の鑑ですなww

鳥取砂丘はジオパークとしての面白みはありますが
1シーズンにそう何回も来るところではないな、と。
じゃあ他に何があるんだい!ということで
色々見て回ってきました。

今回のラインナップは、こちら・・・

◆鳥取市は子どもの国!
「わらべ館」大人のノスタルジー
◆2Fはおもちゃ研究所に仕掛け時計!
そして3Fの世界郷土玩具に圧倒される
◆黄金色の教育
「マリア・モンテッソーリ」現代教育最先端

 

鳥取市は子どもの国!
「わらべ館」大人のノスタルジー

鳥取城へ向かうべく
ロードバイクを転がしていると、

何やら暗雲が立ち込めてきました。
一雨きそうなので鳥取城はまたの機会にして、
近くで観光できそうなところを探すと、
この建物に人が吸い込まれていくではありませんか。

これに巻かれて、karateも吸い込まれてみました。
こちらの建物、「わらべ館」というそうです。

受付でチケットを購入するも、子連れのお客さまばかり。
おじさん1人ぽっちで来るところやなかったかな・・・w

受付にはお姉さんが3人(多いなw)、
karateがチケット購入の列の最後尾だったせいか、
「荷物、お預かりしておきましょうか」
「各階のご説明をしますね」
と、甲斐甲斐しくお世話していただきました。ええとこや。

施設名の通り、子ども向けの施設かと思いきや、

おお、

おおお!懐かしい!!
というのは少し盛りすぎました、
karateはまだ30代でしたww
でも懐かしい雰囲気は感じられますね。

1Fは昔の学校の再現コーナーと、
童謡コーナーが中心になっています。
それにしても全然人がいない。
吸い込まれていった人たちは一体どこへ・・・?

廊下の柱に時間割がありました。
昔は6年生になっても5時間授業が基本やったんすな。

それにしても教科名が今と違い過ぎて・・・
「體」なんて昔の小学生、ホンマに読めたんか!?
間違えてハモとか読んでそうw
恐らく体育のことやと思いますが、
現代の時間割表の何と画数の少ないこと。

意外と少ない。昔の学校はもっと
生徒ぎちぎちに詰まってるイメージ。

昔は2人で1つの机やったんすな。

ブリキのお弁当箱が入っている!w

同じフロアには他にも音楽コーナーがあって
童謡の生まれた地や歌われた地についての
展示がありました。
童謡、しばらく歌ってないなあ。
あの代表的な童謡も、小さい頃は
「兎美味しッ!かの山ー!」と思ってましたw
替え歌作ったりもしたなあ。懐かしい。



2Fはおもちゃ研究所に仕掛け時計!
そして3Fの世界郷土玩具に圧倒される

2Fへ上がってきました。
子どもたちの声が聞こえると思ったら、

おもちゃだらけ!!
子どもやったらたまらんな。
対戦系のおもちゃも多くて、
子ども相手であってもkarateなら大人げなく
完膚なきまでに叩き潰してしまいそうですw

そうこうしているうちに、
『間もなく、外の仕掛け時計が動き始めます』
とアナウンスがあったので、慌てて外へ。

音楽と共に動き始めました。
中央は鳥取のヒーロー、大国さまが。
そういえば道後温泉で見た仕掛け時計も
良かったなあ。
モチーフが『坊っちゃん』っていうのも
karateにはツボやったなあ。

しみじみ眺めていた折、ふと振り返ると
子どもたち、誰も見ていない・・・w
ドンマイ、大国さま・・・ww

さてさて、ついに3Fまでやってきました。
ここが最上階ですな。

昭和~平成のおもちゃがズラリ。
karateの子どもの頃は
ポケモンとデジモンとたまごっちが
めちゃ流行ってましたねえ。

karateはポケモンよりも
クロノトリガーに首ったけでした。

玩具の展示は日本だけではありません。

日本の郷土玩具をはじめ、
世界の郷土玩具もたくさん!

マトリョーシカを筆頭に有名どころもありましたが
初めて見る玩具ばっかりでした!
モチーフや柄のパターンに美を感じました。
美意識は結構万国共通なんかもしれません。

そんな中、

こんな玩具が。
マッチボックストイというドイツのおもちゃ。
歴史は浅いですが、とにかく、かわええ。

マッチ箱サイズのミニチュア、
これ集め出したら止まらんなあ!

郷土玩具なので、そんなに高級なものはなく、
一般家庭の子どもが手にするようなもの。
北米や北欧など、山奥や雪深い地域の
少しささくれてきそうな、木の手触りを残した、
恐らく親類の手作りであろうそういう玩具は、
日本の玩具と通ずるものがあるような。

手に取れたら、もっと良かったな。

奥へ進むと、

ノスタルジー再び!!

うわあ、懐かしい気がする・・・w
駄菓子屋さんで遊んだ記憶があんまりないので
なんというか、
埋めようのない憧れみたいなものがあります。

10円で買えるお菓子のラインナップが凄まじい。
それが何を材料としているかは気にしない。
でもなんか、美味しい。悪魔的な美味しさ。

当たりくじつきの駄菓子で、当たりを引き当てる
根拠のないサーチ理論やおまじない。いいなあ。

駄菓子屋コーナーに後ろ髪を引かれながら、
最後の展示へと向かいます。



黄金色の教育
「マリア・モンテッソーリ」現代教育最先端

わらべ館という場所は、子どもの国です。

今、子どもである子ども、
昔、子どもであった大人。

遊び、心身の発達。
そして教育もまた、子どものもの。

教育に関する展示があるのも不思議はありません。

オランダの教育器具です。
聴覚、味覚、なんと温覚という感覚まで。
感覚を刺激する教育といえば、
今世のパパママ方に大人気の、この人!

マリア・モンテッソーリさんです!!
モンテッソーリ教育の生みの親。
まあ、名前いっしょやから、そらそうか。w

教育のことばかり取り沙汰されている彼女ですが、
それ以前にめちゃめちゃスゴイ人なんです。

マリア・モンテッソーリ(1870-1952)

イタリア出身の、イタリア初の女性医師。男尊女卑の社会の中で、当時女性として医学博士の資格を取得するも、医者としての仕事はなかった。辛うじて見つけた職は、精神科病院。治療を諦められた知的障害を持つ患者たちと過ごす中、感覚を刺激することで教育は可能であると考えた。結果、健常者を越える知能を持つ者が現れ、モンテッソーリの教育は一世を風靡し始める。

 

男尊女卑の世の中での女性の生きづらさは、書籍でうかがうきりです。ましてやkarateは男なので、想像してもしきれない部分があるでしょうな。

それに、障害を持つ子どもの可能性に気付いた彼女の目。多様性を認める今の世こそ、彼女の教育の真髄が正に活きてくるように思います。いつの間にか天才を育てるための手段のように認められていますが、もっと違う面で評価されてもいいのになあ、現代人はゲンキンよなあ、と思いますな。

わらべ館
鳥取県鳥取市西町3丁目202
9:00~17:00(月曜定休)
Tel:0857-22-7070