愛媛の郷土料理を尋ねて
愛媛にも色々とグルメはあります。
でもせっかく来たのなら、
風土記よろしく愛媛にしかない
まだ見ぬ食べ物を食べたいもの。
海も近いので海鮮はもちろんですが
今回は「フカ」「削りかまぼこ」
「ハイボール」が
松山の夜のキーワードです。
今回のラインナップは、こちら・・・
◆コアな愛媛グルメを攻める!
「削りかまぼこ」と「フカ」の懐かしい味
◆ハイボール発祥のお店!
「Bar露口」で飲むハイボールのお味は
◆ただいまと言ってしまいそうな空間
「露口」のマスターの人柄に触れる
コアな愛媛グルメを攻める!
「削りかまぼこ」と「フカ」の懐かしい味
さて、まずは腹ごしらえ。
郷土料理を多数扱っていると聞いている
「かどや」さんへまいりました。
愛媛グルメといえば、鯛めし。
鯛めしといえば鯛を炊きこんだご飯ですが
最近人気の愛媛の鯛めしは、ご飯の上に鯛のお刺身が
乗っているものを指します。
炊き込み型を松山鯛めし
お刺身乗っけ型は宇和島鯛めしと呼ぶそう。
宇和島鯛めし
漁師飯が発祥。釣った鯛をさばいて、そのままご飯に乗せたものが原型。醤油出汁をかけていただくのが基本。お店によって卵をかけることも。
![](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/12/宇和島鯛めし-2.jpg)
しかし、karateが求めるのは
そんなメジャー級のものではござんせん。
地元の人もたまにしか食べないような郷土料理を
発掘してきました。
まずはコチラ。
![フカの湯ざらし](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/05/733FFD06-383E-4A0C-A925-C7D3F8B4D836-1024x768.jpeg)
左から「ふくめん」「じゃこ天」「フカ」
ふくめんは白身魚のそぼろ。
じゃこ天はサービスエリアでもありそうですが
フカはなかなか食べられへんのとちゃいますかね。
お店の人に聞くと
「若い人はあんまり食べない」とのこと。
仕出し料理なんかにひっそりいる感じだそう。
ふくめんはどこかで食べた味。
ちらし寿司にたまに乗ってる気がします。
少し甘くて素朴な味わい。
フカというのはサメなんですけど
海の近くでサメ食べるのって珍しいような。
山奥の地域の人たちが魚になかなかありつけないので
やむなく傷みにくいサメを食べていたというのは
どこかで聞いたことがあるんですがねえ。
サメがなぜ傷みにくいかを説明してしまうと
マイナスセールスになってしまうので、
この場では伏せておきます。w
フカは酢味噌でいただきます。味は淡白な感じ。
どちらかというと歯ごたえを楽しむものですな。
淡白なだけに、お酒を飲みながら
ずっとつまんでいられそうです。
酢味噌が良い仕事してる。
他にもお刺身や揚げ物を頼んだのですが
味わいもあり、かつお腹が膨れにくいという
酒飲みにうってつけの一品が!
![削りかまぼこ](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/05/DF269421-6D55-447F-AA6B-F506C1243036-1024x768.jpeg)
削りかまぼこ!!
ちょっと地味。w
karateも今回初めて目にしました。
乾燥させたかまぼこを削って作ったもの。
香りは鰹節にも近い気がします。
でもやっぱりかまぼこなんです!
乾燥させてあるだけあって、旨みが濃縮。
口に入れても入れても、毎回味わい深く
全く飽きることがありません。
料理にも使えるかも・・・
かどや 大街道店
愛媛県松山市大街道3丁目1−1 いよてつ会館ビル 地下1F
Mapはこちら
ハイボール発祥のお店!
「Bar露口」で飲むハイボールのお味は
松山に来た一番の目的は
「Bar露口」でハイボールを飲むこと。
実はここ、ハイボール発祥のお店ということで
有名らしいのです。
![Bar 露口](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/05/95B750B0-211C-455E-821B-F1526A8ADAC6-1024x768.jpeg)
店構えが歴史を物語っています。
ぼんやりサントリーと書いてあるような。
入るのに躊躇する人もいそうな雰囲気ですが
karateは効かないのです。w
![Bar 露口](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/05/26E641F7-7310-41A7-B176-89CB3AF53FE8-1024x768.jpeg)
店内はなんと、満席!
会話を聞いていると、常連さんが多いようです。
おじさんばっかりで、karate好みですw
店主は結構ご高齢でいらっしゃる様子。
ハイボールの父母ですもんね。
お店にメニューらしきものはなく
なんとなくで好きなお酒を頼む感じです。
ただいまと言ってしまいそうな空間
「露口」のマスターの人柄に触れる
karateはあまり話せませんでしたが
とにかくお母さんが愛嬌たっぷりで
常連さんとの会話を聞いているだけでも
お酒が美味しかった。
個性的なヘアスタイルのお父さんは
1人のお客さんと話し込んでいましたが
お母さんのよく動くこと!
聞けばお店は60周年だとか!!
![Bar 露口](http://kyoto-meikyuannai.com/wp-content/uploads/2019/05/FF61AEBB-2A38-4021-88CA-BB6121056C8E-1024x768.jpeg)
周年記念のコースターをいただきました。
しかも可愛い。w
店構えは一見さんを寄せ付けない雰囲気でも中はアットホームで、昔ながらのBarといえば月並みですが、そんな言葉がしっくりきます。こういう雰囲気だからこそ、長い間続けられてるんかな。
澄ましたカッコイイBarも素敵ですけど、60歳70歳になってもできるかって言われると、それは相当難しいでしょうな。
Barでいて喫茶店のような、カッコつけなくても入れるような場所だからこそ、気持ちよく素でいられる空間なんやと思います。何よりお父さんお母さんが気取っていませんもの、お客さんだって気取りませんし、お店だって気取りません。間違いなく名店、いや銘店と言えましょう。また来るのが楽しみです。
ん?
60周年ってことは、25歳でお店を持ったとして
85歳くらいってこと?
・・・
お元気なうちに、絶対にまた来ます!!
サントリーバー 露口
愛媛県松山市二番町2丁目1−4
Mapはこちら
旅の前編は、こちらから・・・
しまなみ海道攻略は、こちらからどうぞ・・・
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