愛媛県は松山市
松山といえば夏目漱石と司馬遼太郎
しまなみ海道を走る前に、
松山市へ寄り道してみました。
松山といえば夏目漱石の『坊っちゃん』
それに司馬遼太郎の『坂の上の雲』ですな。
karateは司馬遼太郎の作品の中では
『坂の上の雲』が一番好きです!
松山に「坂の上の雲ミュージアム」があると聞いて
飛んでまいりました。
秋山兄弟の生涯に震えてきました。
今回のラインナップは、こちら・・・
◆地方都市にはやっぱりトラム!
「伊予鉄道」の路面電車にほっこり
◆堂々たる貫禄!安藤忠雄設計の
「坂の上の雲ミュージアム」で連載当時を味わう
◆松山に来たら外せない!
「伊佐爾波神社」の八幡造りに迫る
地方都市にはやっぱりトラム!
「伊予鉄道」の路面電車にほっこり
地方都市に来ると楽しみなのが
路面電車です。
松山市内を走る伊予鉄道の路面電車は
みかんモチーフなのか、だいだい色をしています。
karateが見た限りではこのレトロなタイプと
トラムと呼ぶに相応しい現代的なデザインのものと、
あとは「坊っちゃん列車」がありました。
坊っちゃんは大正~昭和の頃のお話なので
当然列車は汽車です!!
普通に路面を走っています!!
ただ、気を付けないといけないことが3点あります。
①本数が少ない
②乗車賃は大人800円・子ども400円
③松山駅~道後温泉区間は1日2本
松山市駅~道後温泉区間は1日3本
(繁忙期は6本)
厳密に言うと松山駅は始発ではありませんが、
ほぼこの区間しか走っていないということです。
運賃は汽車のアトラクションと思えば
決して高くはないかと。
詳しい路線図や時刻表は以下URLからどうぞ。
一度見てもらった方が良いですね。
伊予鉄道 坊っちゃん列車 路線図
堂々たる貫禄!安藤忠雄設計の
「坂の上の雲ミュージアム」で連載当時を
味わう
さて、今回の目的は司馬遼太郎です。
karateの出身地である大阪にも
司馬遼太郎記念館がありますが
ここにあるのは『坂の上の雲』に
ちなんだ博物館!!
日露戦争は燃える。何度読み返しても血がたぎる。
当時戦勝後の暴動もうなずける・・・
国の重要文化財である「萬翠荘」の近くに
「坂の上の雲ミュージアム」はあります。
こいつがそのお姿。
三角形の建物になっており、
中の展示室も三角形になっています。贅沢。
新聞を切り抜いたような状態で
連載当時の様子が展示されていました!
こんな挿絵もあったんですねー。
司馬遼太郎といえば二段組で文字がびっしりの
ハードカバーしか読んだことがないので、すごい新鮮。
挿絵もあったらあったで、楽しそう。
読むのがはかどりそうです。
こんな面白いのが読めるなら、新聞とりたいなあ。
副題にも載せていますが、こちらの建築は
安藤忠雄の設計。
コンクリート打ちっ放しといえば、安藤忠雄ですな。
結構あちこちで仕事していらっしゃる。
うちの地元の博物館も、彼の手によるものでした。
坂の上の雲を尋ねて松山まで来ましたが、
どうも正岡子規推しが強くて強くて・・・w
展示の3~4割くらいは正岡子規やったような。
karateは正岡子規の『仰臥漫録』も好きなので
すっごい楽しかったですよ!
でも文学オタクではなく歴史オタクが来ると
若干物足りないかもしれません。
それでも秋山兄弟の幼少期から
軍での功績をなぞるのは
テンション上がりました・・・!
坂の上の雲
舞台は日露戦争前後の日本。愛媛県の松山に三人の若者がいた。
一人は日本騎兵をイチから育成し、コサック騎兵と死闘を繰り広げた。
一人はそれを兄に持ちながら東郷平八郎の参謀として作戦を立案、バルチック艦隊を破るまでにいたった。
一人はその弟と竹馬の友でありながら、文学の道を歩み、近代の俳諧の土台を、病床にいながらにして作り上げた。
この実在した三人の楽天家たちは日露戦争という途方もない坂を、ただ坂の向こうに見える一筋の雲を見詰めて進む。坂を上った先に広がる青空を心に描きながら。
最近の若い人たちは、愛国心は薄くとも、日本人であることに対する誇りを取り戻しつつあるように感じます。書籍やメディアを少し探せば「日本の魅力を再発見」、「外国人から見た日本の魅力」といった文言が並んどりますな。
そういう上っ面の誇りではなく、もっと根っこの部分から日本人を見詰め直してほしいと、karateは思います。歴史・文化・芸術・技術・職人の心・花街の粋。英語では言い表せない、日本人の遺伝子でないと感じ得ない「何か」が必ずあります。
坂の上の雲に興味を持たれた方は、
とりあえずNHKドラマから入った方が良いかも。
本木雅弘と阿部寛が秋山兄弟を、
正岡子規を香川照之が演じてくれています。
何せめちゃめちゃ長いので。
karateの持っている文藝春秋のハードカバーで6巻、
文庫版やと8巻まであります。w
坂の上の雲ミュージアム
愛媛県松山市一番町3丁目-20
Mapはこちら
松山に来たら外せない!
「伊佐爾波神社」の八幡造りに迫る
さて、せっかく松山に来たのですから
道後温泉に浸かっていきたいものです。
道後温泉駅前広場にあるからくり時計、
動いてるところを初めて見ました。
最初はこんな感じで普通なんですが、
トランスフォーム!なんと
『坊っちゃん』の登場人物たちが!!
知ってたら意地でも見てたのに!w
上段正面はマドンナでしょうな。
中段正面は坊っちゃんと清かな。
上段右は、校長?野だいこ?
赤いシャツを着ている人物はいないな・・・
『坊っちゃん』はかなり読み込んだと思うんですが
イマイチわかりません。w
普段は1時間に1回鳴るようですが
土日祝や連休、行楽シーズンは30分に1回鳴るそう。
皆様の良い目で、探してみてください。
赤シャツがどこにいるのか・・・w
さて、道後温泉までの道を途中でそれると
伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)があります。
伊佐爾波神社
主祭神は神功皇后をはじめとする天皇家の方々、加えて三柱姫大神。つまり八幡さん。石清水八幡宮を模して造られたとされ、京都の石清水八幡宮、大分の宇佐八幡宮と並び日本に三つしかない八幡造りのうちの一つだとか。国の重要文化財に指定されている。
八幡造りでいえば三つと言わず他にもあったはず。
三つしかないというのはどういうことかしら。
石清水八幡宮といえば、「仁和寺にある法師」ですな。
つい最近行ってきましたので、
興味のある方は以下からどうぞ。
それにしても、すげー階段です。
無理せずゆっくりあがりましょう。
これは楼門で、八幡造りの本殿は奥にあります。
八幡造りはお社が前後に2つ連結されているので
横から見るとM字型になっています。
でも楼門から始まって本殿を囲うように
回廊が作られているので、見えませんな。
朱塗りがまぶしいです。
再建は江戸と聞いています。
しばらく修復していないのか、
やや塗りが剥げかかっています。
むしろその方が歴史を感じますな。
天邪鬼(まのじゃく)が屋根を支えています。
天邪鬼はたいてい、金剛力士に
踏まれてることが多いですが
ここでは頑張って良い働きをしてくれてるんですね。
お参りを済ませたら、温泉!!
だって道後温泉エリアに来たんだもの、
浸からずして帰れますかいな!!
・・・道後温泉は工事中でした。w
でした、というより、2024年まで工事を行なうようです。
2階以上にある休憩室は残念ながら見られませんが
温泉はちゃんと入れますので、ご安心を。
代わりに手塚治虫の『火の鳥』の展示が。
どうやら道後温泉本館の「再生」にちなんで
不死鳥である火の鳥の展示を行なっているそう。
karateも火の鳥にちなんで
こちらで生き返ります!w
風呂上りの牛乳も良いですが
喉をカラカラに乾かした後のBeerには適いますまい。
道後麦酒館(どうごばくしゅかん)さんです。
道後ビールという地ビールがいただけます。
地ビール、1杯目は美味しいんですけど
量は飲めないんですよね。
香りでお腹いっぱいになってしまうというか。
日常飲むにはあんまり向いていないような。
でも道後ビールは香りはあってもきつくはなく、
2杯飲んでもケロリとしていました。
まだまだいけたな。
karateはテイクアウトしましたが
店内でお食事もいただけるようです。
さて、日も暮れかかって来たので
karateはホテルにチェックインして
夜の街に繰り出してきます。
まさか松山がハイボール発祥の地だったとは・・・
次回も乞うご期待。
伊佐爾波神社
愛媛県松山市桜谷町173
Mapはこちら
道後温泉
愛媛県松山市道後湯之町5−6 道後温泉本館
Mapはこちら
道後麦酒館
愛媛県松山市道後湯之町20−13
Mapはこちら
しまなみ海道・広島・愛媛にご関心がおありなら
こちらもどうぞ・・・
最近のコメント