カッパの街・福岡は久留米!MOON STARの歴史館と高良大社へ!

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福岡県は久留米市へ!

久留米って、近いようで微妙に遠い。
地図で見ると博多からすぐ行けそうやのに
赴くには少し思い切りがいる距離です。

今回は靴のメーカーさんを訪問がてら
地元で有名な神社へいってきました。

ラインナップは、こちら・・・

◆お目当ての前に腹ごしらえ!
「カルディー」に漂う昭和の香り
◆天を衝く勢い・MOON STARさん!
「つきほし歴史館」で会社の歴史に触れる
◆「高良大社」から望む絶景
◆参道は1600年モノ!?
〇〇時代から続く古道の魅力

 

まずは腹ごしらえ!
「カルディー」に漂う昭和の香り

天神→西鉄久留米へは約1時間で到着です。

以前にも久留米城とカッパについて
色々調べにきたことがありました。

世界最強の部隊と名高かった、
菊歩兵の石碑に涙したことは
いつまでも記憶に残っています。

福岡・久留米にお城?諸大名がせめぎあった地を求めて

 

さて、到着はお昼過ぎでした。
ご飯がまだだったので、

「カルディー」でいただきます!
いい味出してますよねえ
ホロに印刷された店名のフォントが
昭和のかほりを醸し出しています。

カウンターが6席ほど、
テーブル席がそこそこの数、ありました。
店内は赤い絨毯張りで、
店主が歩くとパタパタ聞こえます。

メニューはオーソドックスなものが多く
この日はピザトーストとミックスサンドを注文。

ピザトーストはこんな感じでしたが、
ミックスサンドがそこそこのボリューム。

昭和の喫茶店といえば、店内は結構煙でもくもく、というイメージがあるのですが、今日日どこも禁煙あるいは分煙されてますね。あの煙っている様子もキライではないのですが…あ、ちなみにkarateはタバコ苦手です。w

お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

喫茶カルディー
福岡県久留米市東町34−43

天を衝く勢い・MOON STARさん!
「つきほし歴史館」で触れた歴史

久留米にはMOON STARという!
超!老舗のメーカーさんがいらっしゃいます。
まさか大人になってからまた
お世話になるとは思いも寄りませんでした。

karateの中学・高校の体育館シューズ
MOON STAR製品でした。
もしかしたらグラウンドシューズも
そうやったかも。

MOON STAR

明治6年に「つちやたび」として創業。最初はオーダーメイドたびの製作から開始。途中、製作にミシンを導入するなど、革新的な製造を行なってきた。昭和になり社名を「月星ゴム株式会社」に変更。海外での布シューズ輸出増加、ニューバランスやコンバースとのライセンス契約など、幅広い功績も見える。平成になり、社名を「株式会社ムーンスター」に変更。久留米ではブリヂストン・アサヒシューズと並び「ゴム三社」とも。子どもの運動靴からビジネスシューズまで、日常に溶け込む恒久的なデザインの靴が多い。

 

karateがMOON STARと再会したのは、
2019年に新しいプロダクトラインが
「810s」立ち上がったことがきっかけでした。

今までの恒久的なデザインとは打って変わり、
若者と共に流行を追いかけたデザイン。
それでいてベースはプロユース製品とあり
機能性も兼ね備えています。

例えばナースシューズをベースに
日常に溶け込むデザインに落とし込んだり、
ソールを厚くして流行に寄り添って見たり。

何よりデザインのわりに価格が控えめで
karateも色違いで購入してしまいました。
転売ヤーが群がって、一時期ヒドイことに…w
この1年ちょっとで一気に
若者たちの注目の的になりましたね。

そんなMOON STARの歴史を、

この「つきほし歴史館」
目の当たりにすることができます!

…でも2020年12月29日で閉館
結構面白かったのになあ、残念。

代わりといっては何ですが、
公式HP内の歴史ページは結構凝ってますので
一見の価値ありです!!

MOON STAR
福岡県久留米市白山町 60番地
※売店はこちら
福岡県久留米市荘島町5-1



「高良大社」から望む絶景

高良大社へはふもとまでバスで行くか、
タクシーで山頂まで向かうかになります。

karateは帰りは歩くとして、
行きはタクシーを利用しました。
西鉄久留米駅から20分もかかりません。

ちょっとズルな感じもしますが、

高良大社(こうらたいしゃ)へ到着です!

すげー階段・・・
でも献灯のおかげで美しいシンメトリー。

拝殿までたどり着きました。
高良大社について、お勉強しておきましょう。

高良大社

高良山の頂にある、仁徳天皇のご時世(古墳時代)に建立された筑後国一之宮とされる神社で、九州随一の社殿の大きさを誇る。御祭神は高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)・八幡大神・住吉大神。ご利益には厄除け延命長寿など。

 

古墳時代からの神社となると、
京都にある寺社よりも余程古いですね。
高良玉垂命もあまり聞かない名前ですが
地域に根差した神さまなんかしら。

さて、それでは恒例の狛犬チェック!

お顔は線が少なくてコミカルですな。
前足はスラリと長くてモデル体型です。
前足、袖みたいに見えるけど
毛並みがそう見えるだけ・・・?w

拝殿にはしっかり意匠が凝らしてありました。

彩色もばっちり。
中央のは龍の頭かしら。
欄間の色は少し褪せた程度。
塗ってから200年くらいでしょうか。

そして奥には控えめサイズの扁額が。
黒地に金文字で高良玉垂宮とあります。
色使いが渋い。

拝殿で参拝を済ませて振り返ると、

この絶景。
写真やとすごく霞んで見えますが
この朱塗りの門に切り取られた久留米市街、
一見の価値ありです。

それにしてもこの神社、山の上にあるからなのか
展望デッキがありました・・・珍しいですよね。
それだけ眺望が良いってことかしら。
景色目当てに参拝される方も多そうやなあ。



参道は1600年モノ!?
〇〇時代から続く古道の魅力

タクシーは帰してしまったので
徒歩で下山します。

時間は計っていませんが、恐らく
20分くらいで下りられたかと思います。

参道の完成はいつ頃のことかはわかりませんが
高良大社創建が1600年前ということを考えると
古墳時代からの年代モノです。さすが福岡。

下山し始めて間もなく、

黄金色に輝く竹が!!
これ、決して枯れてしまったわけではなく
元から金色をした真竹の突然変異種だそう。
福岡と宮﨑、高知にしか群生していないとなると
一層貴重に感じますな。

ずんずん下りていきます。

あれ、神社やのに山門??

こっちにも山門らしきものが。

後から調べてみると、高良山には
蓮台院御井寺(れんだいいんみいでら)
あったそうな。
明治の神仏分離で退去してしまい、
山門だけ残っているそう。
でも手入れはされてるっぽいですね。

そういえばタクシーで上ってくる途中、
不自然な巨石の連なりを見ました。
タクシーのおっちゃんもよく知らないようでしたが
明らかに人工物でした。

別日に八女の博物館のおっちゃんに聞いてみました。

巨石の数は1,300個!
高良山の神域をぐるっと1,500mにわたって
守るようにして造られています。

造営目的は不明らしく、古代の山城跡とも。
福岡は古墳がめちゃめちゃ多いですから
十分にあり得る話ですな。

うーん、まだまだ掘り下げ甲斐がありそう。
久留米の計り知れない魅力を悟った旅でした。

筑後の国一之宮 高良大社
福岡県久留米市御井町1