ロードバイクで富山旅行!富山湾伝いに石川県まで(その2)

雨晴海岸と立山連峰 ロードバイク
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富山唯一の国宝「瑞龍寺」を経て

前回は瑞龍寺へ訪れました。
寄り道しただけのつもりやったのに
1時間以上も滞在してましたー
あー予定がーw

今回は立山連峰を望むべく、
ある景勝地を目指します。
そのまま石川県の能登半島へ抜けていくのですが
なかなかどうして、上手くいかないもので。

今回のラインナップは、こちら・・・

◆海と山の協奏!
「雨晴」で立山連峰を望む
◆富山県なのに源義経?
「義経伝説」と歌舞伎『勧進帳』
◆マスって、海の魚・・・?
「道の駅 雨晴」でいただくB級グルメ!
◆富山県→石川県へ!荒れ狂う風の中、
え、地上50mもある橋を渡るの・・・?

 

海と山の協奏!
「雨晴海岸」で立山連峰を望む

雨晴(あまはらし)海岸から望む立山連峰は
絶景やと聞いて、えっちらおっちら参りました。

湾に向かう道は用水路も多く、
こういった橋がいくつも並んでいます。
地味に上り坂なんですよね。w

そしてこの日は秋祭りの日やったらしく、

玄関先に獅子舞が笛の音に合わせて
躍っていました。

玄関先・・・
これ1回でマンションの住人全員分ってことかな。w

湾岸線に出てからは起伏もなく、目の前も開けて
気持ちの良いサイクリングになりました。

このトンネルを抜けると、そこは

雨晴海岸!!!

どこから立山連峰が見えるんかなー

歩道にこんな案内板が。
ここから見ると立山連峰が見えるということですな。

・・・
何も見えない。w

実はこの日、台風が近づいてまして
このときで九州上陸ぐらいやったかなー

既に北陸も風が強くて
早くも足がパンパンになってきてたんですよね。

ほら、巻雲というか、すじ雲のような形に。
ぼちぼち天気も崩れそうです。

ちょっと先を急ぎたいのですが、何しろ

雨晴はすごく牧歌的で
駅一つとってみても素敵な場所なんす!
どうしても寄り道がはかどるというもの。

JR氷見線が海岸沿いを走っているのですが
ただのローカル線とあなどるなかれ。

観光列車として
ベル・モンターニュ・エ・メール
氷見線を走っています!!

海に面した座席はもちろん、なんと車内で
お寿司を握っていただけます!(要予約)
興味のある方は、以下からどうぞ。

JR氷見線 観光列車
ベル・モンターニュ・エ・メール(通称べるもんた)

 



富山県なのに源義経?
「義経伝説」と歌舞伎『勧進帳』

氷見線は本当に海岸沿いを走っています。
特に雨晴近くは最高のロケーションですな。

この線路の向こう側の小山ですが、ここが実は、

義経岩らしいのです!
なぜここが雨晴という名の土地なのか、
どうして北陸に義経の名前があるのか。

それを知るためには、
義経について語らねばなりますまい。

源義経

鎌倉幕府初代将軍の源頼朝の弟。兄とともに悪政をはたらく平家を滅ぼした。幼少期は牛若丸という名で京都府の鞍馬寺に預けられる。達者な武芸と軽やかな身のこなしは、鞍馬山に住む天狗に鍛えられたという言い伝えもある。
かくして立派に成長した義経は目覚ましい武勲をあげ、平家を追い詰めていく。兄の頼朝とともに平家を平定するも束の間、頼朝から義経征伐の命が下る。京都から奥州(今の岩手県)に逃れるべく通ったのが、この雨晴だった。ここでにわか雨の止むのを待ったため、雨晴の名がついたとか。

 

義経といえば、『勧進帳(かんじんちょう)』ですな。歌舞伎の中でも超有名演目の一つに数えられます。市川團十郎の十八番なので、飛び六方は見たことのある人も多いはず。動画35秒あたりから始まります。

飛び六方

 

地図で見ると勧進帳の舞台も、
この近くっぽいですね。
もっと寄り道すれば良かった・・・。

そうそう、ちょー私事ですが、社内で落語部の部長を務めています。相変わらずジジイみたいな趣味ですw
12月にはかなり脱線して歌舞伎を見に行きます。京都の南座で行なわれる、「吉例顔見世興行」一等席で25,000円、一番遠い3階の壁際の四等席で6,000円
初心者には敷居が高いので、とりあえず幕見席です。幕見席は四等席のさらに後ろで、立ち見ですw

karateは留学生を連れて歌舞伎を見に行くときは必ず幕見席にしています。舞台は遠いですが、1演目ずつチケットを購入することができます

演目によりけりですが、普通にチケットを買うと4時間ぶっ通しで見ることになるので、慣れない人は飽きてしまうんですよね、悲しい哉・・・。

有名な演目だけ、ということであれば1,500~2,000円くらいで見られます。映画を見るのと同じくらいですね。

幕見席なら気軽に観劇できると思います。関心のある方がいらっしゃったら、一度で良いので見に行ってみてほしいです!
食わず嫌いは、良うござんせん。

義経岩
富山県高岡市太田
Mapはこちら

JR氷見線 雨晴駅
富山県高岡市渋谷
Mapはこちら

 

マスって、海の魚・・・?
「道の駅 雨晴」でいただくB級グルメ!

台風が近づいているはずなのに
雨一滴すら降らないという。
今回も晴れ男を爆発させていますw
むしろ少ーし明るくなってきました。

それでもさすがに立山連峰は見えんですな・・・

雨晴ならぬ雲晴らしを待つべく、
道の駅で腹ごしらえをしておきます。

その名も「道の駅 雨晴」

わかりやすくて良うござんす。

1階部分は観光案内所とお手洗いで
2階が展望デッキとレストランになっています。

海を望むようにして、お席が用意されております。

最高。
天気がよければもっと最高。w

店内には地元の作家さんによる伝統工芸品
ずらりと並んでいました。
結構若い人たちばかりです。さすが民芸ブーム。

雨晴の近くにある氷見は海の町です。
ブリマスがよく捕れるんだとか。

山派のkarateはマスといえば川のイメージですが
マスはサケの仲間なので、
そういえば海に降りるんでした。
長らく忘れてました。

せっかくなのでブリかマスをいただけないか、
ということで

マスバーガーをいただきました!

サックリふんわり食感で、
ピンク色の身が食欲を一層駆り立てます。

いっしょにリンゴジュースも頼んだんですが

あらごしで濃厚。
飲んでいるというより、食べている感じ。

富山はりんごも有名らしいのですが
うーん、全くそんなイメージない。w

調べてみると、生産量はなんと全国16位!!
・・・有名なのは、美味しさということかしら。

 

腹ごしらえをしていると
にわかに晴れ間が。

これを好機とレストランを飛び出しました!

雨晴海岸と立山連峰

どうでしょうか!
うーん、どうでしょう・・・(長嶋)

うっすら立山連峰の裾野が見えてきましたが、
全容は見えまへんな。とほほ。
これはまたおいでってことですな!

この後もしばらく粘ってたんですが

やっぱり天気は悪くなる一方でした。
うん、潮時ですな。海だけに。

このまま西走して石川県へ向かいたいところでしたが
いよいよ風が強くなってきました。
海沿いということもあってか、
時折横風に煽られて真っ直ぐ進めません。

ちょっとヤバそうなので、
富山市街に戻ることにします。

 



富山県→石川県へ!荒れ狂う風の中、
え、地上50mもある橋を渡るの・・・?

あとから知ったことですが、
富山の朝日というところから
サイクリングコースが伸びているようです。

これはまた今度、走破しに来なければなりませんな。

街に戻る道中で、市場を見つけました。

きっときと市場です!
早くもカニが揚がっているようで
玄関前の生簀にカニが歩いていました。

中に入ってもカニ、カニ、カニ!
ちょっと食べてみたいんですが
一杯からしか販売していませんでした。
足一本だけとか売ってくれてたら良いのに・・・

そしてきっときと市場の名物が、
白海老ソフト!!

karateは勇気が出ずに、買うことができませんでした。
大体なんでも食べるんですけど、
ソフトクリームと海老は混ぜてはいけない気がしてw

さて、日も傾いてきたので先を急ぎます。

とか言いながらしっかり寄り道をするkarate。
立派な帆船が泊まっていました。

海王丸パークというくらいですから
海王丸という名前の船なんでしょうな。

海王丸、別名「海の貴婦人」
近くには日本海交流センターがあり、
小学生たちが海の勉強をするには
良さそうなところです。

大人にとっては、恋人の聖地だそう。
結婚式も、ここでできるとか。

 

やや後ろ髪を引かれながらも、先を急ぎます。

何やらでっかい橋が見えてきましたな。
新湊大橋(しんみなとおおはし)というそう。
他に迂回するルートもないので、
これを渡りたいんですが

え、まじ?
これ昇って橋の上を走るの?

海からは横殴りの風。
たぶんもうすぐ暴風警報。
そんな中、車がビュンビュン走る脇を
渡るんですかい?

 

死ぬ。w
と、思いきや

ちゃんと歩道がありました、良かった。w
大鳴門橋を彷彿とさせますな。

地面にはこんな案内板が。
かなり大きい橋なんですねー

人通りはまばらですけど、
週末には親子連れと恋人たちでにぎわうんやろうか。

無事に橋を渡り、街へ戻ることができました。
慌てて宿を探して、難を逃れましたとさ。

 

予定では石川県へ着いている頃でしたが、
嵐に翻弄されております。

翌日は富山の市街をぶらぶらしてきました。
これはこれで大きな収穫があったのです!!

 

きっときと市場
富山県射水市海王町1
Mapはこちら

海王丸パーク
富山県射水市海王町8
Mapはこちら

新湊大橋
富山県射水市堀岡新明神
Mapはこちら