富山グルメ→金沢へ!金沢由来の「金澤神社」で菅原道真の威光を見る

金澤神社 夢牛 ロードバイク
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富山県→石川県へ

台風のおかげで全く予定通りにいかず
ロードバイクでの移動は断念。

前回は憧れの富山キラリを堪能しました。

本来ならば能登半島を1周する予定でしたが
スケジュール的に厳しいので大きく変更。
金沢まで輪行して市内をロードバイクでうろつきます。

今回のラインナップは、こちら・・・

◆富山のトラムから富山駅前ランチ!
「廻る富山湾 すし玉」さんへ
◆現れ始めたなまこ壁!
古のハイスペックに刮目せよ!!
◆「金澤神社」で出会った夢牛

 

富山のトラムから富山駅前ランチ!
「廻る富山湾 すし玉」さんへ

地方に来る楽しみといえば、路面電車
もとい、トラムですな。

京都で生活する者として、地方の徹底したトラム交通は
未来の京都を考える上で欠かせないものです。

富山のトラムにはCENTRAMの文字が。

centraltramをくっつけた造語かしら。
デザインも洗練されていて、地方とは思えません。

遠くに青く山が見えます。
この景色も京都に似ていますね。
道路はもっと狭いけれども。

富山をうろついてわかったことがあります。それは歴史的建造物が少ないこと。歴史や寺社仏閣が大好きなkarateには、いささか物足りなかった気がします。

探せば昔ながらのお屋敷はあるでしょうが日本史のメインストリームのうち、富山の登場頻度は少ないように思います。あるのは米騒動くらいかな・・・

ただ、それを補って余りあるほど自然が豊かです。海もあって、すぐ山もある。山については天下の立山連峰ですもんね。今度は湾岸線を走るんやのうて、山に登ってキャンプしようかな。

名残惜しいですが富山駅をあとにして、
金沢駅へ向かいます。

その前に富山駅で腹ごしらえ。

富山駅には路面電車も乗り入れてるんですね。
と、思っていると

レトロな路面電車が。
CENTRAM以外にもちゃんと走ってるんですね。
ちょっと安心。

時刻は11:30頃。
そろそろランチラッシュが始まるかなーと思いきや、
既にどのお店も行列が。
どこも10組以上待ってはります。

どこか空いているお店はないものかと徘徊していると
3組待ちのお店発見!

「廻る富山湾 すし玉」さんへ来ました!
いや、何か人気ないみたいな書き方になりましたが
超人気店のようです。たまたま空いてたんかな。

回転ずしなんですが、周りのお客さん方を見ると
普通に注文してはります。
karateも注文することに。

カウンターにはこんなメニューが。
karateは無類の貝好きなのです。
自分の誕生日には社長に
「貝料理の美味しいお店に連れてって!」
せがむくらいには好きなのです。
貝料理の美味しいお店というのは、超難題やと思いますw

と、いうわけで
つぶ貝のある「朝とれ地物盛り11貫」を注文。

結構豪華やな。
白エビホタルイカは富山の名産。
当然美味しかったんですが、
アジスズキが美味しかった・・・

何やろ、予想を上回ってきたなという感じ。
全然高いお魚やないのに、存在感がありました。
アジの後に食べた鯛の印象をかき消すほどに。

追加であと2皿頼んで、フィニッシュです。
ほんとはもっと食べたかったんですが、
回転ずしで2,000円を超えるのは
少し悲しい。w
ごちそうさまでした。

廻る富山湾 すし玉 富山駅店
富山県富山市明輪町1−220 きときと市場 とやマルシェ内
Mapはこちら

 



 

現れ始めたなまこ壁!
古のハイスペックに刮目せよ!!

金沢で絶対外せないのが、

なまこ壁です!
左官の仕事が光る!!

karateのブログではすっかりおなじみのなまこ壁
(ご存知ない方は、こちらをどうぞ。)

福岡のハワイ!ロードバイクで糸島1周!!

 

贅沢です、綺麗ですね。うっとり。

美しくありながら、防火性耐久性もあるという
古の才色兼備。たまりません。

これだけ盛るのは難しそうですけど
現代でも左官職人さんたちが自らの腕で
作ってはるんでしょうか。

大人になると漆喰に憧れたり
なまこ壁を見て興奮したりしますよね。
・・・え、ぼくだけですか?w

ところで、なぜ左官というのでしょうね。
高校時代、日本史選択だった方々は
耳にしたことがあるかも。

左 官(さかん)

壁塗り職人のこと。佐官とも。律令制の頃から役職は四等官と呼ばれ、4つの位にわけられた。上から順に「かみ」・「すけ」・「じょう」・「さかん」となっている(役職によって充てられる漢字が異なるため、平仮名表記)。
江戸時代まで壁塗り職人の身分は低かったが、宮中の修理には欠かせない技術である。宮中に出入りするにはそれなりの身分が必要であることから、便宜上、低位を与えられたとされる。
宮廷の土木建築・修理を支配する木工寮(こだくみのつかさ・もくりょう)という役職のうち、漢字は「属」を充てられ「さかん」に該当する。

 

「金澤神社」で出会った夢牛

なまこ壁を横目に進んでいくと、
金澤神社に到着です。

朱塗りのまぶしい拝殿です。

屋根には鳳凰かな?
それはそうと、ここの拝殿の天井が
見事でした。

白蛇龍神の天井画です。
災難除け・金運の神さまですな。

金沢にお住いの日本画家、山田俊一氏の作品。
2012年に奉納されたばかりのようです。

 

蛇は金運とよく結びつきますよね。
karateも小学生の頃、蛇が脱皮した皮を
財布に入れていた時期がありました。

金運は金の運と書きますな。
実はここ、金沢の名前の由来になった
逸話が残る神社なんです。

 

藤五郎という貧しい農民が、ここの沢で芋を洗ったところ
砂金がたくさん出てきて、それを独り占めすることなく
皆で分け合ったとか。
金の出る沢から、金沢と呼ばれるようになったそうな。

 

確かに金沢は金箔も有名ですもんね。

そうそう、金澤神社は学問の神様である
菅原道真の舎利をお祀りしているとのこと。

ということは、ここに道真の遺骨遺灰
あるってこと・・・?

大宰府から遠く離れた金沢にも
道真の威光は轟いてたんですね。

 

天満宮の名を冠してこそいないものの、
道真を祀っているのなら境内にはきっと
あの子がいるはず。

 

いました!御神牛!!
実は道真と牛、切っても切れない仲なのです。

菅原道真(すがわらのみちざね) 845-903

平安時代を生きた貴族。忠臣でありながら学問も仕事もよくできた様子。藤原時平に無実の罪を着せられ、九州の大宰府へ左遷。
当時、大宰府の長官といえば出世コースであったが、道真が据えられたのは太宰員外帥 (だざいいんがいのそち)と呼ばれる左遷ポストであり、帰京は叶わず、約2年後に大宰府で亡くなる。
道真の遺言の通り、牛に亡骸を運ばせたが、その牛が途中で動かなくなった。それを道真の意思と汲み、現在の太宰府天満宮を建立するに至る。その牛も帰り道の途中で亡くなってしまう。

他にも色々と理由はありますが、
だから天満宮には牛の像が欠かさずあるのです。

ただ、金澤神社に来て不思議に思ったのは
牛の寝そべり方です。

天満宮にある牛さんたちは大体が顔を正面に向けています。
でも金澤神社の牛さんは、首を折りたたむようにして
お休みされていますね。

それに天満宮の牛さんたちは大体「撫で牛」ですが
ここでは「夢牛」と呼ばれているようです。

でも本質は変わらず、撫でると夢が叶うというもの。
頭も良くなりたいので、頭を撫でてきました。

 



 

拝殿以外にもお社はあります。

こちらはお稲荷さんんですね。
白阿紫稲荷大明神(はくあしいなりだいみょうじん)では
隕石をご神体としてお祀りしているとか。

二段構えの狛狐。

ちょっと犬っぽくて可愛いww

こちらは口を結んでいる分、少し凛々しい。

参道を戻っていきます。
またしてもkarateは脇道から
お参りしてしまったようです。w

扁額には薄っすらと金澤神社の文字が。
しめ縄がシンメトリーで美しい。

 

まさか石川県で道真の跡を見るとは思いませんでした。
何回も来ているはずやのに
毎回新しい発見があるもんですね。

さて、この後は石浦神社へ向かいます。
噂に聞くと、どうもおみくじの結果が
17段階に分かれているとか、
大吉の上のランクが6つあるとか、
色々と面白そうな話が飛び込んでくるのです。

石浦神社は次回でご紹介しますね。

 

金澤神社
石川県金沢市兼六町1−3
Mapはこちら