福岡修羅の国・北九州初上陸!旦過市場グルメは一大エンタメだった!

他府県のご飯屋さん
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市場+角打ち=北九州市!!

修羅の国・北九州市といえば、
海の幸&角打ち

博多華丸大吉のおかげで
角打ちはすっかり全国区の言葉になりました。

でも違うんです、そんな角打ち風のお店やのうて
karateは、れっきとした角打ちに行きたいのです!

角打ちに憧れて、とうとう北九州までやってきました。
今回のラインナップは、こちら・・・

◆昭和香る「旦過市場」へ
◆旦過市場名物はカスタマイズ可能!
「大學堂」の「大學丼」
◆盛りに盛って、ついに完成!
karate流「大學丼」の極意

昭和香る「旦過市場」へ

今回は新幹線で福岡まで。
ただし小倉駅で途中下車です。

いやはや、初めて北九州市にきました。
いつも通り過ぎるだけなので。

そうそう、北九州市が修羅の国って呼ばれてるのは
不思議なんですよね。

治安が悪いとか、ヤ〇ザが多いとか、
道端に手りゅう弾が転がってるとか・・・

実際に植え込みに手りゅう弾があったのは
karateも記憶していますが、
悪いイメージは何となくですけど
炭鉱の町やったことも関係しているような
気もしますね。

その昔、北九州市を含めた筑豊エリアには筑豊炭田と呼ばれ、日本の石炭の約6割を産出していました。日本の産業を支えた立役者でもあります。ここの炭鉱夫たちはこぞってイレズミを入れており、裸で作業をしていたものですからよく目立ったようです。

イレズミは古くは前科者の証であり、後にやくざ者の男気試しになっていったようです。彼らのイレズミには龍や仏様が多かったようですが、それは炭鉱夫という仕事が常に死と隣り合わせだったことが影響しているようにも思います。

炭鉱夫については山本作兵衛(さくべえ)さんが炭鉱夫たちの絵を残してくれています。ユネスコ世界記憶遺産にも選ばれました。

山本作兵衛 炭鉱記録画

 

のっけから少し暗い話になってしまいました。
到着がお昼前だったので、観光の前に
腹ごしらえをすることに。

Google Mapを見ると、駅近くに市場があるようです。
市場に行けば、美味しいご飯にありつけそう。

駅を出て、小倉中央商店街を抜けていきます。
足元に注意しながら進めば、
市場まで迷うことはないはずです。

ほらね。
目指す市場は旦過(たんが)市場!!

海も近いし、お昼はお魚がいいかなー
お魚もいいけど、練り物も捨てがたいなー

と、試案しているうちに

旦過市場に到着です!
この昭和な感じ、いい。

中に入ると、この幅の狭さ!
昔ながらの市場がそのまま残ってるんですねえ
京都の錦市場も、これくらいの細さですもんね。

客引きのおばちゃんたちの声が響きます。
さて、何を食べようかしら。



旦過市場名物はカスタマイズ可能!
「大學丼」の活動実態とは

市場の中に、真新しい看板を見つけました。

「大學堂」と書いてあります。

なんか、ご飯食べてはる人がいますね。
ご飯屋さんかな?

中にあるアイテムはレトロなものばかり。
ちゃぶ台なんて、めっちゃええ味出してます。

壁のメニューを見ると、1品だけご飯らしきものが。

「大學丼 300円」とありますな。何かしら。
お店のお兄ちゃんに聞いてみると、
丼鉢にご飯だけ入って、300円とのこと。

ん?何かのトンチか??と思いきや、
「上に乗せる食材は、市場で探してきてください」
とのこと。なるほど、そういうことね。

それにしても

丼鉢一つを持って外をうろつくのは
ちょっと恥ずかしい。
托鉢気分といいますか・・・w

そう思っていたのも束の間。
さっきの客引きのおばちゃんたちが
こぞってkarateに声を掛けてくる!!

「丼にするならマグロ!」
「イカに甘醤油垂らして!ご飯進むよ!」
「若いんやから揚げもん、どうや!」
「煮魚以上にご飯進むもん、ないよー!」

甘美な誘惑が怒涛の波濤の如く
karateに押し寄せる!w
とりあえず無難に1品目はマグロに決定。
2種類乗っけてもらいました。

ただここからどうすれば良いか、迷いました。
海鮮丼にするなら、魚屋さんを回らなあきません。
でも食べたいものは他にもたくさんある・・・

一度大學堂に戻り、お兄ちゃんに相談。
作法やテンプレートはあるのかと尋ねると、
パンフレットを見せてくれました。

ほーん
パンフレット用にはこんな感じの
大人しい丼になってまうのね。
結構見た目にこだわりますな。

でもお兄ちゃんいわく、
「皆好きなモノ乗せてて、カオスですよw」
とのこと。

うむ、大學丼は
盛れるだけ盛るのが、正解と見つけたり。

早速市場に戻ります。

いやあ、煮魚の香りには勝てまへんな。
その中でもおばちゃんと話していて気になったのは
「ぬか炊き」なるもの。

karate 「ぬか炊きって、
◆◆◆◆ ぬかで炊いてあるんですか?」

おば  「そうよー!美味しいから
◆◆◆◆ 一切れ乗せてみ!」

karate 「ぬかって、米ぬかですか?」
おば  「そう!煮魚作るときに
◆◆◆◆ ぬか床のぬかも入れて作るんよ」

そ、その発想はなかった・・・!
お野菜だけでなくお魚も美味しくしてくれるんか。
ぬかってすごいな。
2品目はサバのぬか炊きに決定!

 

次に向かったのは、商店街入口付近にある

小倉かまぼこさんへ。

丼に乗せるには若干役不足にも思えますが
単純にkarateが練り物好きというだけで
乗っけちゃいます!

ん?

カナッペって、何??

魚のすり身に野菜とコショウを混ぜたものに
薄いパンを巻いてカリッと揚げてある、とな?

もう、絶対ウマイやん!!

と、いうわけでカナッペを乗せてもらいました。
大學丼にカナッペを乗せる猛者はあまりいないそう。
だって丼からはみ出しますもん。w

盛りに盛って、ついに完成!
karate流「大學丼」の極意

もう乗っけるのも限界だったので
そそくさと大学堂へ戻ります。

席に着くと、さっきのお兄ちゃんが
お茶を淹れてくれました。
お箸と調味料もそろっています。

というわけで、めちゃめちゃ悩みましたが
ついに完成しました!!

大学丼

やっぱりカオス!www

刺身と煮魚と練り物(揚げ物)が同居する
ワガママ丼になりました。美味しそう。

何より気になっているのが、カナッペ。
少しかじってみると、

優しいお味。
練り物は練り物ですが、玉ねぎの香りと
甘みが印象的。

ぬか炊きもぬか臭さは全くなく、
サバ味噌に近いお味。

マグロのお刺身も美味しかったのですが
あまりにも具に脈絡がなさすぎて
口の中がとっ散らかってしまいましたw

自分の好きなものだけ、好きなだけ乗せて
むにゃむにゃ言いながら食べる。
それだけで立派なエンタメですな。

ごちそうさまでした。

 

旦過市場
福岡県北九州市小倉北区魚町4丁目2−18
Mapはこちら

大學堂
福岡県北九州市小倉北区魚町4丁目4−20 旦過市場
Mapはこちら

 



 

角打ちへ行くまでの寄り道のつもりが
すっかり堪能してしまいました。

まだ腹ごしらえをしただけですので
寄り道はもう少し続きます。ww