幕末の神戸へ~海軍操練所を訪ねる~

神戸ポートタワー カフェ
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歴史の街 神戸

ぼくは小さい頃、神戸については
ハイソなイメージを持っていました。

中学に上がる頃に、少しずつ変わったかな。

平清盛の日宋貿易
源氏物語の「須磨」「明石」の巻
日米修好通商条約における神戸港の開港
なにより、震災からの復興・・・

そして日本男児なら一度は胸を躍らせる
幕末の舞台でもあるのです!

今回は海軍操練所跡を目指して
壮大な寄り道を繰り広げていきます!w

今回のラインナップは、こちら・・・

・旧居留地の見せる歴史
・日本男児、クスクスを食べる
・「神戸ポートタワー」へ寄り道
・近代建築を横目に海軍操練所跡へ
・「海軍営之碑」「陸奥宗光顕彰碑」
・「海軍操練所跡」で
■■勝海舟と龍馬たちの見た夢を偲ぶ
・「1003」おしゃれ本屋へ

 

旧居留地の見せる歴史

三ノ宮駅で電車を降りて、辺りをぶらぶら。

すると間もなくブティック街に入ります。
すると時折、こんな看板が目に入ります。

旧居留地

「旧居留地38番館」とあります。

このあたりには近代建築が残っています。
その多くは外国人のために建てた商館でした。

鎖国が終わり神戸港が作られ、建設の管理は江戸幕府から明治政府に移り、完成するとすぐに競売にかけられました。外国人が日本の土地を所有することに難色を示していた明治政府は、譲って譲って、意地を貫いた結果、永代借地権という形で権利を認めることに。

大戦を終えて徐々に日本に所有権が戻り、その後は日本の銀行や商社がビルに入ったそうです。今もなお、大手企業や銀行、百貨店が入り、経済を豊かにしています。おしゃれな街なんですけど、だいぶ色々あった場所なんですよね・・・

そうそう、ブティック街の中にぼくの好きな古着屋さんがあります。突撃洋服店という、何ともアヤシイ名前のお店です。思えば鳥肌実(とりはだみのる)との出会いはそのお店でした。大きなポスターが貼られていたのです。右翼演説をするという、これまた一風変わった芸風の芸人さんですw

今はレディースが増えてモード色が濃くなり、ちょっと雰囲気が変わってしまって好みではなくなってしまいました。あの破天荒な雰囲気と品ぞろえと内装が好きやったなあ。

モード古着が好きな女性は、
一度覗いてみてはいかが。

突撃洋服店
神戸市中央区海岸通9番地 チャータードビル2F 3F
http://www.totsugekiyofukuten.com/

 

日本男児、クスクスを食す

海に出る前に、腹ごしらえをしておきます。
ランチを調べていると、近くに
クスクスを出すカフェがあるとのこと。

クスクスっていうのは小麦で作られた
お米みたいなパスタです。

うーん、食わず嫌いというか、
食べる機会も料理する機会もないですよね。
でも食わず嫌いはぼくのポリシーに反します。

ひとところカフェ

「ひとところカフェ」へ来ました。
少し急な階段を3階まで上がります。

ひとところカフェ

おしゃれな看板がお出迎え。
それにしても、マンションの扉みたいやな。
これもおしゃれのための演出なのか・・・

おしゃれに気圧されつつ、ドアを開きます。

ひとところカフェ

すーげーガーリーやーん。
内装まで調べてなかったなあ。
30前後のオジサンが入ってもいいのかしら。w

クスクスのカレーランチを注文すると、
若い女の子たちが3組も入ってきました。
店内は15席くらいしかないので、
男1人やとちょっと居心地が悪いかな・・・

ランチは¥1,500くらいでした。
少し高い気もしますが、品目が多いので
良しとします。

ひとところカフェ

それに、結構なボリューム。
女子ならお腹いっぱいなるやろなあ。
味も申し分ない。
クスクスはもっともそもそしてるかと
思っていましたが、普通においしい。
カレーにするには結構ぴったりかも。

ひとところカフェ
兵庫県神戸市中央区栄町通2-2-12 ヨーコービル 3F
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28041945/

 



「神戸ポートタワー」へ寄り道

女子大生の恋愛談義に耐えられず、
そそくさとお店を飛び出してきました。w

海軍操練所跡は海沿いにあるらしいので、
ここから南下して海を目指します。

道中、「神戸ポートタワー」の横を
通るので、せっかくならと寄り道することに。

神戸ポートタワー

思えばポートタワー、1回も行ったことない。通天閣みたいなもんやろうと思ってたので。

通天閣は昔、凱旋門の上にエッフェル塔を建てたみたいな形をしていたようです。第二次世界大戦で鉄材回収のため取り壊されたそうですが、戦後に再建されました。それにしても美まで足し算してしまうとは、何とも大阪らしいカオスっぷりですね。w
一方でポートタワーは規則正しく、シンプルですっきりしています。おしゃれっす。鉄塔の美女と呼ばれているとか。それはそれで凄い通称やなw

このポートタワーの隣に、気になる施設が。

神戸海洋博物館

「神戸海洋博物館」とあります。
制服を着た中学生が出入りしています。
遠足かな。

海の生き物についての展示かと思いきや、
船や港についての博物館のようです。

中には「カワサキワールド」のスペースがあり、
川崎重工の企業博物館もあります。
また時間のある折に、ゆっくり来たいですね。
日も傾いてきたので、先を急ぎます。

神戸ポートタワー
兵庫県神戸市中央区波止場町5−5
http://www.kobe-port-tower.com/

神戸海洋博物館
兵庫県神戸市中央区波止場町2-2
http://www.kobe-maritime-museum.com/

近代建築を横目に海軍操練所へ

神戸ポートタワーをあとにして、
海沿いを東へ10分弱、歩きます。

道すがら、近代建築たちが
目を楽しませてくれます。

こちらは「海岸ビル」
随分シンプルな名前です。
元々は三井物産のビルだったそう。
それにしても、近代ビルから
現代ビルが生えているのは斬新やな。

こっちの建物には大きく
「商船三井ビルディング」とあります。
また三井!さすが財閥!!

こちらは「9番」としか書かれていません。
「チャータードビル」と呼ばれています。

どれも立派ですねー
中も見てみたくなります。

こんなついでな感じで紹介していいんかな。
これだけでかなりお腹いっぱい
書けそうな気がする・・・!

他にも近代建築はたくさんあります。
一つ一つ回って、できるなら中も見学して
コンプリートしたいですね。
しかしぼくは近代建築には明るくないので、
お好きな方にガイドしてもらいたいです。

海岸ビル
兵庫県神戸市中央区海岸通3
Mapはこちらから

商船三井ビルディング
兵庫県神戸市中央区海岸通 海岸通5番地
Mapはこちらから

チャータードビル
兵庫県神戸市中央区海岸通9
Mapはこちらから。




「海軍営之碑」「陸奥宗光顕彰碑」

そうこうしているうちに、
第1の目的地に到着です。

公園?の真ん中に石碑が立っていました。
左にあるのが「海軍営之碑」
右にあるのが「陸奥宗光顕彰碑」です。
海軍営っていうのは、海軍操練所のことですね。

こっちが表で、

海軍営の碑・陸奥宗光顕彰碑

こっちが裏。

海軍営の碑・陸奥宗光顕彰碑

海軍営之碑には勝海舟直筆の文章が。
裏側には坂本龍馬と伊藤俊助の文字も。
のちの伊藤博文のはずですが、
あれ、俊助ってこんな字やったかな・・・

陸奥宗光顕彰碑には陸奥を称える言葉が並びます。
兵庫県知事やったなんて、知らんかったなあ。

この海軍営之碑は、実はレプリカ。
本物は諏訪山公園にあります。
ちょっと山を登らないといけませんが、
景色は抜群です。
神社もありますので、行ってみる価値はあるかと。

海軍営之碑・陸奥宗光顕彰碑
兵庫県神戸市中央区波止場町1-5
Mapはこちらから

「海軍操練所跡」で
勝海舟と龍馬たちの見た夢を偲ぶ

今回の旅の終着、
「海軍操練所跡」

海軍操練所跡碑

未来の日本を案じて、
勝と龍馬が海軍の前身を作ったんですよね。

200人以上の志士たちが集まり、活気にあふれていた。しかし塾生の中から禁門の変(蛤御門の変)に反幕府勢力として参加した者がいたことから、1年も経たぬうちから閉鎖に追い込まれる。

ちなみに蛤御門は京都御所の西側にあります。ぼくのランニングコースです。蛤御門は一層激しい戦闘が行われた場所で、今も弾丸の痕が残っています。

話は戻って、イカリの手前には
本を開いたようなデザインの石碑が。

海軍操練所跡碑

坂本龍馬を塾頭とし、塾生の中には
陸奥宗光・伊藤祐亨(博文)など、
その後の日本を担う人材が多く育ちました。

思えば吉田松陰が29歳で亡くなり、
門下生のうち2名が内閣総理大臣になった。

松陰先生の29年とぼくの29年、
どうしてこんなにも違うのでしょう。

外野から「スゴイなあ」と言うだけで
終わりとうないなと、しみじみ思うのです・・・

神戸海軍操練所跡碑
兵庫県神戸市中央区新港町17
Mapはこちらから




「1003」おしゃれ本屋へ

完全に本編と関係ないですが、
帰り道で素敵な本屋さんを見つけました。

1003(センサン)

最初はバーかなと思ったのですが、
寄って見てみると、どうも本屋らしい。

狭い階段を2階へ上がると、

1003(センサン)

まあ、素敵な本屋さん。

店名は「1003」とありますが、
読み方は「センサン」とのこと。

ビールも飲める本屋さん。
古本の買取もしている本屋さん。

アート本から紀行文学、リトルプレス系まで
幅広く扱っています。

ぼくが行ったときは夜の19時頃。お店の方は古本の卸しの方かな?お店の方が「こんな本がほしい」と、それらしきおじさんに話していました。仲買のような人なのかもしれません。同時にお酒の話もされていました。うーん、いよいよ職業不詳なおじさん・・・

こっそり盗み聞きしているぼくは、中央やや右にある棚の『ケルト人』を読み入っていました。名前しか知りませんでしたが、民族を掘り下げるとどこを取っても面白いなあ、と感心。

日本人も奇跡と神秘が生んだ民族やと思いますね。幕末の志士たちの思想も、日本という小さな島国が生んだのかもしれません。

1003(センサン)
兵庫県神戸市中央区元町通3丁目3−2
HP: https://1003books.tumblr.com/

 

 

 

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